2022年に続編として映画が上映され、現在も大人気の作品であるドクターコトー。
実はこの大人気のコトー先生のドラマには、密かにささやかれているある話題がありました。
それは映画でもかなりの反響がありましたが、死亡キャラなどと言われていたりとネタバレすれすれの話題で盛りがあってもいます。
まずは話題となっている、ドクターコトーの主要キャラの彩佳死亡というキーワードから深掘りする事になります。
そしてゆかりの死の真相に、ネットで論議されている原作でも描かれていない部分についてもまとめて紹介したいとも思います。
ドクターコトー彩佳死亡のキーワードから出てくる映画の話題。
ゆかりやコトー先生の話しなどもおりまぜ、死亡キャラとは一体誰の事を指しているのか?
今回はネタバレも交えて徹底解説していきます。
Contents
ドクターコトー彩佳の死亡⁈
最初はドクターコトー彩佳死亡のキーワードから解説していきましょう。
その前にまず、彩佳とは一体誰なのか、見ていない方にも分かり易くご紹介しておきますね。
後藤彩佳(ごとうあやか)
■ #柴咲コウ (五島彩佳役)■
志木那島診療所の看護師。数年前にコトーと結婚し、現在妊娠7か月。高齢出産になることを覚悟しながら、診療所の看護師として働いている。#Drコトー診療所#そしてここに生きている pic.twitter.com/gYo6dk7E2B
— 『Dr.コトー診療所』公式 (@coto_movie) August 26, 2022
志木那島診療所の看護婦さんです。
「Dr.コトー診療所2006」では東京で乳がんを患っていることが発覚してしまい、コトーが手術を執刀し、無事に回復し、コトーと結婚し、2022年当時妊娠7ヶ月を迎え、高齢出産で子どもを産み、その後も診療所の看護師として働いています。
2006年のドラマの中で彼女は妊娠中でした。
妊娠中に乳がんが発覚するあまりの衝撃展開に、視聴者は次の展開が気になったと思います。
ドラマの中において緊迫感に包まれた大がかりな手術となり、彼女の生還は多くの視聴者を安堵させました。
この時に後藤彩佳を演じた柴咲コウさんは、当時の現場の想い出を如何に語っています。
日常の中にある日、突然、病気によって訪れてしまう恐怖と不安。
そこから生まれる感情をすごく丁寧に描いている作品であり、医療と心理面での演出を楽しませてくれるヒューマンドラマだったと語っています。
人の心の繋がりがどれほど大切なのかを改めて感じさせてくれる作品だったと、そう語っていました。
この撮影は与那国島で行われているので、役者陣やスタッフ達がそれぞれに熱い想いをもって撮影に臨んでいた挑戦的な作品でもありました。
原作者への想いを受取り、原作の魅力を損なう事無くにファンから愛されるドクターコトーの物語を掘り下げていった結果に「死」という話題があがっているのではないでしょうか。
ドクターコトーゆかりの死亡⁈【彩佳のあとに】
さて「死亡」といえば彩佳の他にも死を覚悟した人物がいましたね。
それはゆかりです。
ゆかりがどんな人物なのか彩佳と同じようにまとめてみましょう。
板野ゆかり
与那国島の島民であり板野孝の妻。
孝との間には1人娘がいます。
ある日、お腹の調子がおかしいと訴え、ドコターコトーへ診断をして貰う事になります。
診断は末期のガンで助かる見込みは無いとの診断を下す。
では何故に末期ガンと宣告されていたのに、死亡に至らなかったのか。
それは抗癌剤治療のおかげでもあったのです。
しかしそれは容易な治療ではなく、激痛に耐えなければいけない辛い治療でもありました。
その治療を黙々と耐えるゆかりは、コトーから自宅療養を勧められ、残りの時間を大事に穏やかに明るく過ごす事を決意し、抗癌剤治療を終えました。
しかし血液検査を実施した結果。
奇跡的にも腫瘍マーカーの数値が改善され、彼女の生き残る事になったのです。
映画でコトー先生も死亡したのかネタバレ【ドクターコトーと彩佳の結婚は?】
ここまでは死亡を匂わせた2人の紹介をしていきました。
2022年に上映された映画での出来事から始まります・・・
映画の前半においてコトー先生は急性骨髄性白血病が発覚し、闘病しながら治療を受けながらに、人々の治療を続けていくコトー先生が描かれています。
そしてとあるシーンでは、ひどい陣痛を乗り切り、ベットで眠る彩佳とそのお腹の子の側で、座ったまま力尽きたコトーの姿がありました。
診察室の窓から差す陽光の演出も相まってか、誰もがコトー先生の死を感じずにはいられない美しいシーンともなりました。
ただあくまでもこれは各々の解釈での判断になるので、実際にコトー先生は死亡したのかは分かりません。
2006年~2022年の間に彩佳と結婚をして、2022年には2人の子供が生まれ、その後は穏やかな生活を送りますが、彩佳とコトー先生は双方ともに大病を患ってしまいます。
原作はなぜそこまで病気に拘ったでしょうか。
ドクターコトーの原作者の想い
それはある原作者の想いがありました(原作者の想いはここから)。
現在は作者が体調を崩しててしまい連載休止となったドクターコトーですが、その理由としては病気の治療の為となっています。
① 眼瞼の腱が切れる
血の涙が流れ激痛に耐える日々を送る
② ヘバーデン結節になる
手の関節が曲がって激痛が走り手を動かすことが出来なくなる
数回の手術後、2ヶ月に1回痛み止めの注射を打ちながら執筆している
③ 事故により身体障害状態となる
タクシーの乗車中に事故に遭遇。
前歯6本が折れ、脊椎損傷、3ヶ月の入院を経て退院したものの障がいを患ってしまいます。
これだけ見ても不運としか思えない程、色々なものと戦っているのだと考えられます。
気分が落ちてうつ病に近い感じになった事もあったそうですが、一般人なら再起出来ない程の出来事ではないかと思います。
ただ、この体験があったからこそ病気について紳士に向き合え、漫画を通じて伝えたい事を描いているのではないかと感じずにはいられません。
病気になって、手術して元気になるといったスタートのストーリーから介護や福祉の部分が多く出てくるのも、実体験を元にし、よりリアルに描いているのではないかと思います。
原作者の思いを更に深く描いた映画ですが、SNSで話題となったキーワードをかなりのネタバレ覚悟でご紹介します。
コトー先生の病名は何ですか?
作中でコトー先生が患うことになる病気は「急性骨髄性白血病」でとなります。
これは2022年の映画で発覚し、彩佳との間に誕生する子、自身の病気と闘いやがて死と向き合う事、この両極端な「生と死」というテーマについて、様々な演出で表現しています。
コトーと彩佳のその後はどうなった?
2006年に結婚し、2022年の映画にて出産のエピソードが語られているので、少なくとも2021年に妊娠していると考えられます。
しかし彩佳は大病を患い、闘病の末に病気を克服し、更に医師となり、お互いが忙しく医療を支えている事が分かります。
このように、SNSでも人気があるのは、実体験を元によりリアルに描き、妥協せずに描いているからこその人気ではないでしょうか。
そして、ファンの期待度が高まり、漫画では描かれていないサイドストーリーを混ぜ合わせた内容の映画へと繋がったのでは無いかと推測されます。
ドクターコトーの母親役は誰?
2006年の最終回に声だけで出演された女優の宮本信子さんの特別出演です。
お母さんのイメージを強く残さない為、声だけの演出となったのでは囁かれてもいます。
ドクターコトーの映画(2022)はひどい?
さてファンから期待度がかなり高かった2022年ドクターコトーの映画ですが、高評価もありますがその反面、マイナス要素の含まれる酷評もされています。
レビュー等を見れば、現実を突きつけられている内容で物語は進み、これは映画でしか描けない世界観となっていると評価を受けています。
映画化した事に対する賛否はあるも、地域医療をより具体化されている事に高評価の意見もあります。
ただその反面、この物語の終わり方に納得がいかない方の意見も多数見受けられてしまいます・・・
リアルな医療面を求める視聴者にとっては、途中からファンタジーみたいだとの意見もあり、また脚本をリアルに練って欲しいなどの意見もありました。
映画化されているからこそ、もう少し焦点を絞って欲しいという意見などもあります。
多くは今作に期待したファンだからこそのダメ出しにとも言えます。
そしてこれらのレビューについて読み進めるに辺り、離島の医師不足など現実的な社会問題について触れている内容も多くありました。
離島医療の現在を問いかける作品というコメントには、すごく考えさせられる作品とも言えます。
いずれにしても善し悪しは個人差があり、作り手が伝えたかった医療の現状については、しっかりと伝わっているのではないかと思います。
そうでなければ、酷評などの意見なども出ないでしょう。
そしてその背景については、現実に離島で働く医師がモデルになっている部分があるからです。
そこについては、もう少し深掘りしていきましょう。
ドクターコトーのモデルになった医者は誰?実在する?
ネット検索では、こんなキーワードも話題としてピックされていましたが、ここでモデルとなった医師について徹底解説していきましょう。
瀬戸上健二郎(せとうえけんじろう)さんです。
瀬戸上健二郎さんは、薩摩川内市下甑手打診療所の前所長で大隅半島、東串良町の農家に生まれました。
高校3年生の時、盲腸の手術を受け完治までに3ヶ月を要し、それが切っ掛けで医療の道を目指す事になります。
鹿児島大医学部へと進学し、第一外科へ入局し、胸部外科の研究と臨床に没頭する事になります。
そしてインターン時代の昭和41年に初めて離島医療との接点が出来き、その後には国立医療所「美波九州病院」へ移り外科部長となります。
そして昭和53年。
独立開業を目指し下甑村からの依頼もあって、離島である下甑村へ赴任する決意します。
その後は診療所の所長として奮闘していきました。
ざっくりとした説明になりますが、このような経緯で離島医療の先進地へと日々奮闘する事になると、実にコトー先生にようにアグレッシブな印象を持てる方です。
努力家であり1つの目標に向かって猛進する姿は、まさにコトー先生のモデルとも言えます。
この強い想いが漫画家である山田さんの心を掴み、ドクターコトーという物語が作られているのだと思うと改めて作品を見返したいと思ってしまいました。
現在は引退されているようですが、離島医療に情熱を傾ける想いは、永遠に引き継がれていって欲しいと願います。
ドクターコトーの死亡キャラ【彩佳の死亡⁈に関連して】
さてここまで説明してきたドクターコトーですが、メインキャラの他にも死亡したキャラ がいたのかと、ドクターコトーの亡くなった人は誰ですか?
と、そんな疑問を抱く人も多いと思います。
彩佳などメインヒロインの死なども危ぶまれる中で、味のあるキャラの死亡なども見受けられています。
内さんの死亡
さてドクター事を語る上で外せないのが、内さんの存在であり、また彼女の死亡は物語において、大きなターニングポイントともなったとも言えます。
彼女は通称・内さんと呼ばれている産婆歴50年のベテランで、とても元気なお婆さんとして作中に登場しました。
伝統的な煎じ薬を処方するなど、コトー先生以前に島の医者としても活躍していたお婆ちゃんですが、診療医として訪れたコトー先生を最初は敵視していました。
それは最初に訪れていた医者があまりにもいい加減だった事で、見限っていたからでした。
しかし内さんは腹部大動脈瘤と狭心症を患ってしまうも、コトー先生に命を救われた事で彼を信頼し、精神的に支えている役割を担っていきます。
時々に診療所を手伝ってくれるなど、また診療医に懐疑的な島民との間の立ってくれる役割を担うなど、コトー先生の重要な味方でもありました。
また彼女自身もコトー先生に助けられるなど、もっとも信頼されているコトー先生の仲間とも言えますね。
ドラマでは内さん役は千石規子さんが演じていましたが、2006年のドクターコトーのドラマにおいて登場はなく、死亡された事となっています。
頑固なお婆ちゃんとして登場し、また若者を見守る存在感は、コトー先生の母親的な存在だったとも言えます。
なお原作では現在も生きています。
三上の死亡
次にコトー先生にまつわる大きな死亡キャラの存在は三上新一です。
三上は劇中にて技術的に優れてはいるも、精神的な脆さが目立つ医師として登場しました。
三上は作中において医療ミスをしてしまい、務めていた病院を追われてしまい、彼は再起するために卑劣な行動をしていく事になります。
しかし、コトー先生との出会いで変わることになります。
患者と真摯に向き合う気持ちを学んでいき、彼は過去の罪を償うためにそれまでの地位を捨て、離島医療に関わることとなっていきます。
最初は外部の人間として受け入れられる事がなく苦労していきますが、次第に受け入れられていくこととなり、藤原恵と結婚し、子供を設けることになります。
そして新婚旅行先の古志木島に訪れるもデング熱に遭遇してしまい、コトー先生を助けながら患者を救おうと必死で働きます。
しかし遂には彼も感染し吐血してしまい、コトー先生の治療の甲斐もなく、子を残したままにその人生を終えてしまいます。
三上の死は多くの人の記憶に残る事となり、務めていた離島の病院には常に遺影が飾られ、妻は後に男児を出産し、健一と名付け彼の想いを受け継いでいくことになります。
作中においてなぜ彼が死んでしまうのかと、その問いに作者は、コトー先生を万能の医者にしたくはなかったと言います。
一つのジレンマを抱いていた頃でもあり、コトー先生の成長を考えての死であったことが、大きな要因ともなります。
ただし彼の死があったことで、コトー先生は自分の在り方を見つめ直し、医者としてさらなる成長をする大きな切っ掛けともなっていきました。
まとめ
今回はドクターコトーを中心に取り上げていきました。
メインヒロインの彩佳の存在や、ゆかりの事など、ネタバレを交えながらにドクターコトーの魅力を伝えられたと思います。
また衝撃的な死亡シーンや、死亡キャラの死因なども取り上げて行きました。
映画にもなったコトー先生の物語には、医療ドラマの側面もあり、ヒロインの彩佳が病気になり、またゆかりなどが病気になってしまうなど、衝撃的な展開もありました。
ネタバレも含め徹底解説してきました。
死亡してしまう人物や、死亡キャラとなってしまった登場人物など、コトー先生の物語は、一つの映画としての魅力がある作品でもありますね。
最後までご覧いただきありがとうございました。