「庭の木のせいで、家に太陽の光が入ってこない。」、「庭の木に鳥や虫が止まり、迷惑している。」などの経験はありませんか?
「庭の木を切ることは=不幸になる」とよく耳にするけど、むやみに切っていいのか?
切ってはいけない木は?
お清めすべきなのか?
今回は、そんな悩みを抱えている方のために「庭の木を切る=不幸や災い」はスピリチュアルなのか、切ってはいけない木、お清めやお祓いなどついて調べ、まとめました。
スピリチュアルに興味がある方、災いを避けたい方は、最後まで是非ご覧ください。
Contents
庭の木を切る=不幸や災いはスピリチュアル?
そもそも「庭の木を切る」ことは、スピリチュアルや風水では、どんな意味があるのでしょうか?
調べて、まとめました。
- 木には、魂やパワーが宿っている。
- 木には、「木霊(こだま)」という言葉があるように、精霊が宿っている。
- 木には、神通力に似た不思議な力を持っている。
- 木を切ることは、運気への影響がある。
- 土地を守り、古老を語り継ぐものである。
- その土地のエネルギーを長期間、吸収しているため、特別な思いで扱う。
どうやらスピリチュアルや風水では、木は特別な存在のようです。
そんな木を切ることは、何かの儀式のように一大事と考えて当然ですよね。
さらに「陰陽五行」に基づいた風水のバランスを考える際にも、重要です。
陰陽五行・・・万物は陰と陽の気が宿り、5つの元素である「木・火・土・金・水」から成り立つという考え方。
陰陽五行の「木・火・土・金・水」には、相性があります。
相性の良い関係 | 木は火を起こし、火は全てを燃やして土にし、土を掘れば金が生まれ、金の表面に凝結して水が生まれる。 |
相性の悪い関係 | 木は土の養分を吸い取り、土は水を吸い取り、水は火を消し、火は金を溶かし、金は木を傷つける。 |
要するに「目に見える環境や、陰陽と五行のバランスを見ながら空間づくりをする」ことが大切なのです。
木を切るとどんな災いがあるの?
「木には精霊が宿り、無闇に切ると怒らせてしまい災いを引き起こす。」
これは、日本古来からの言い伝えです。
木は自然界と人間界を繋ぐ存在であるので、切られることによって、その繋がりが断たれるからだそうです。
木にはそんな役割があったのですね。
さらに木には精霊が宿っているので、勝手に命を奪ってはいけないという考えもあります。そのような言い伝えがあると知れば、不安になるのも当然ですよね。
しかし実際には、木を切ることに対して、様々な意見があるようです。
【不幸になったと感じた人】
【特に不幸とは感じない人】
様々な言い伝えはありますが、必ず不幸になったり、災いを引き起こしたりするわけではないようです。
特に不幸とは感じない人の中には、「庭の木を切ることは=不幸になる」ということを聞いたことがない人もいるのではないでしょうか?
年配の方は、聞いたことがありそうですが、若い世代は知らなそうですよね。
だから単なる思い込みが、不幸を引き起こすこともあるのかもしれません。
庭の木を切るのにお清めやお祓いは必要?
精霊が宿っているとされる木を切るということは、一つの生命を絶つということです。
だからお清めやお祓いは、必要とされます。
でも、どのように行うのでしょうか?
お清め・お祓いの意味と方法をまとめました。
お清め・お祓い意味
- お清め・・・けがれを清めること。自分で行うことが可能。
- お祓い・・・悪い神や霊をはらうこと。神社やお寺にしてもらう。
お清めとお祓いは、それぞれ意味が違い、正しくは木を切る前と後に行う儀式でした。
基本的には、以下の順序で行うそうです。
- お祓いをする。
- 木を切る。
- お清めする。
しかし、木を切る前にお祓いをしなくても、木を切った後にきちんとお清めすれば、良いとのことでした。
地域によってやり方に差異はありますが、きちんと気持ちを込めることが大切です。
お清め・お祓い方法
次に、お清め・お祓い方法の説明をしていきます。
2つともやり方はほぼ同じでした。
<用意するもの>
- 塩
- 盛り塩用小皿
- お酒
<手順>
- 塩とお酒を木の四つ角に少しまく。(盛り塩をお供えしても良い。)
- 気持ちを込めて、手を合わせる。
- それぞれの思いを心で語る。(感謝の気持ちを伝える。)
以上が、お清め・お祓い方法でした。
自分で行う以外にも神社や業者に依頼することもできます。
自分で行うことに不安がある方は、依頼するのもいい案だと思います。
何より、気持ちを込めることが一番大切ですよね。
庭の木を切った後に塩は必要?
次に庭の木を切った後に塩は必要なのかを調べました。
ズバリ、塩は必要です。
先程も説明したようにお清めやお祓いでは、塩を使用します。
では、なぜ塩が使われるのでしょうか?
調べたところ塩の性質は2つありました。
- 塩自体は、腐らない。
- 食べ物が腐るのを遅らせる効果がある。
確かに梅干しや漬物といった食品は、塩漬けしていて長持ちするため、長期間にわたり食べられますよね。
これらの理由から、昔から「人の朽ちていくさまを少しでも抑える効果がある。(けがれを払う効果がある。)」と言われてきました。
神道では、「清め塩は、身を清め、邪気を払う。」と言った考えあります。
古来から、「死」をけがれたものとしての認識があり、「葬儀に参加した人はけがれを受けている。」と考えたそうです。
そのけがれを取り払うために塩を使います。
「お清めやお祓いには、塩!」と当たり前のように思っていましたが、しっかりとした由来があり、意味があるのですね。
ちなみにお清めやお祓いに使う塩は、海水100%で作られた塩が良いそうです。
自分でつくることもできます。
太陽の光を浴びさせ、お清めの塩を作ります。
また、神社などでも販売されていますよね。
日本人にとって塩は、食で考えても風習で考えても、重要なものであるのです。
そう考えると普段何気なく使っている塩が、何か特別なものに思えてきませんか?
庭の木を全部切るのは大丈夫?
庭の木を切る際は、塩でお清めやお祓いをして、不幸を呼び込まないようにすれば良いことは、分かりましたよね?
しかし、そもそも庭の木は切りたいだけ、全部切っていいのでしょうか?
たくさん切れば切るだけ、マイナスイメージが大きくなるような感じがします。
スピリチュアルや風水の考えに基づけば、
「庭の木を全部切る=気に宿っていた魂やパワー、精霊が消えてしまう」
と考えられますよね。
あまりいい気がしないと思います。
さらに当然、家の日当たりや風の通りなど環境が変わることにより、運気も変化しそうです。
「全部切る」ことについて、正確な情報は出ていませんでしたが、上記のように考えるとあまり良くないような気がします。
しかし、冒頭でも述べたように「庭の木のせいで、家に太陽の光が入ってこない」、「庭の木に鳥や虫が止まり、迷惑している」などの問題があるのなら、解決するまですっきり切りたいところだと思います。
だから「切りたい分だけ切り、その分お清めやお祓いを丁寧にする!」これが一番良い方法であると感じます。
しっかり今まで守ってくれた感謝の気持ちと、木を切ってしまったことに対しての謝罪の気持ちを込めれば、大丈夫なのではないでしょうか?
この情報については、調べてもあまりわからなかったので、気になる人は調べてみてください。
木を切ってはいけない日【2023年最新版】
私たちは、結婚式や車の納車日など大事な日を決める際、その日が大安など縁起のいい日になるように選びますよね。
そこで、木を切る時も切っていけない日は、あるのでしょうか?
またそれはいつなのか、調べました。
つちの日
この日は7日間あり、土に触れてはいけないとされます。
土の中には、土公神と呼ばれる土を司る神がいるので、この期間は土を触ってはいけないそうです。
この期間は、干支によって表されており、2種類あります。
- 大つち:庚午(かのえうま)という7番目から、丙子(ひのえね)という干支の13番目までの間のこと
- 小つち:戊寅(つちのえとら)という15番目から、甲申(きのえさる)という21番目までの間のこと
大つち | 小つち | |
1月 | 12~18日 | 20~26日 |
2月 | 無 | 無 |
3月 | 13~19日 | 21~27日 |
4月 | 無 | 無 |
5月 | 12~18日 | 20~26日 |
6月 | 無 | 無 |
7月 | 11~17日 | 19~25日 |
8月 | 無 | 無 |
9月 | 9~15日 | 17~23日 |
10月 | 無 | 無 |
11月 | 8~14日 | 16~22日 |
12月 | 無 | 無 |
土用の日
この日も土に触れてはいけない期間のことです。
立夏、立秋、立冬、立春に入る前の18日間を指します。
この期間は、土が活発になるから触れてはいけないそうです。
冬土用 | 1/17(火)~2/3(金) |
春土用 | 4/17(月)~5/5(金) |
夏土用 | 7/20(木)~8/7(月) |
秋土用 | 10/21(土)~11/7(火) |
詳しくは、静岡県の森林組合連合会の公式ホームページに「立木伐採カレンダー」が載っていたので、確認してみてください。
庭の木を切る=不幸になる切ってはいけない木を解説
「木を切る際は、お清めやお祓いをすれば大丈夫。」と紹介しました。
しかしそれは、全ての木に当てはまるのでしょうか?
木も色々な種類がありますよね。
そこで、切ってはいけない木があるか調べました。
切ってはいけない木・・・「縁起の良い木」「縁起をかつぐ木」
特徴や名前に由来して縁起をかつぎ、祈りや願い、思いを込めて植えられた木のことですね。
木の種類 | 意味 | 植える場所 | 用途 |
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ナンテン |
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柿 |
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ヒイラギ |
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百日紅 (サルスベリ) |
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ツツジ |
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梅 |
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松 |
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キンカン |
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コデマリ |
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以上が、切ってはいけない木の一覧でした。
縁起が良いとされる木は、こんなにたくさんありました。
今回は、全ての種類を紹介したわけではないので、気になる人は調べてみてください。
まとめ
今回は、「庭の木を切る=不幸や幸いはスピリチュアル?切ってはいけない木を解説」と題して、庭の木を切ることに関して、説明しました。
お清めやお祓い方法も古来からの風習があり、勉強になったと思います。
さらに切ってはいけない木もあるなんて驚きです。
そんなの単なる迷信や言い伝えだと思う人もいると思いますが、スピリチュアルや災いに関わるのであれば、誰しも避けたいところです。
木を切る際は、不幸や災いを呼び込まないためにお清めやお祓いをしましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。