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就労継続支援B型の職員が辞めたい理由と伝え方!離職率も徹底解説!

就労継続支援B型の職員が辞めたい理由と伝え方!離職率も徹底解説!
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就労継続支援B型職員はなぜ辞めたいと考えるでしょうのか?

福祉、介護業界は離職率の高い福祉業界とも言われています。

なぜ離職率は高いのか?辞めたい理由と円満退職をするための伝え方や気になる離職率も気になりました。

だから、就労継続支援B型職員ならではの退職理由を徹底調査しました。

様々な業種の中でも、特に就労継続支援B型事業所ならではの理由を深堀りして徹底解説をこの記事ではしています。

伝えるタイミングや、伝え方によっては不利益な状態にもなります。

そう、退職の伝え方には気を付けたいPonitがありました。

不利益な状態にならないために、どんな準備をすればいいのかも解説しています。

辞めることを決断しても、なかなか言い出せない一歩踏み出せない、そんな問題も解決しているので、ぜひ最後までご覧ください。

 

就労継続支援B型の職員が辞めたい理由!

就労継続支援B型の職員が辞めたい理由にはいったいどんな特徴があるのでしょうか?

なぜ退職を考えるようになってしまうのか?退職に至る経緯について最初に解説をします。

前の記事で取り上げている辞めたい理由はこうなっています。
  1. 給料が安い
  2. 営業力が求められる
  3. 利用者とのコミュニケーション
  4. 職場の人間関係
就労継続支援B型の職員の悩みとトラブル!役割と就労支援員に向いてる人は?就労継続支援B型で働く職員、就労支援員が抱えやすい悩みとは。どんな悩みなのか、解決方法も解説しています。平均工賃や、今後必要とされる人物(向いている人)や職員に求められる役割も徹底解説しました。...

この4つの理由のほかにも様々あり、理由が一つではなく複合的な場合もあります。

これから徹底解説する内容では、他の辞めたい理由の紹介に加えて、さらに前の記事の深掘りもしていきます。

 

職員が辞めたい理由を深掘り!

就労継続支援B型の場合、サービスの特徴として重要なことは様々な障がい特性に個別への対応です。

  • 排泄への誘導
  • 食事
  • 服薬
  • 車椅子

このように介護力が求められる場面も多いのが特徴といえると思います。

利用者によってはそれぞれの生活特性があり、利用者一人一人のの生活背景やサービス利用の意味を十分に知るのが職員のマナーです。

なので、体力や集中力、腰痛などの自分自身への健康管理も必須になってきます。

障害の状態によっては、指示出しの仕方も工夫し、作業工程も考え事前準備なども必要になってきます。

そうなると、職員同士のコミュニケーションも重視しなければなりません。

円滑なコミュニケーションが取れる職場なら、退職までには追い込まれないのではないでしょうか?

では、職員の誰もが円滑にコミュニケーションが取れるのでしょうか?

もちろん、就労継続支援B型の事業所の管理体制が整っており、事業所内の雰囲気もコミュニケーションがとりやすくなっているのか事業所の管理体制の問題もあります。

 

【辞めたいと思うまで】職員のなんだかシンドイ!の気持ちの整理方法

辞めたい気持ちが表れ始めたら、あなたならどうしますか?

  • 上司に相談する
  • 同僚に愚痴を聞いてもらう
  • 業界の違う友達に話を聞いてもらう

よくあるのがこの3つでしょう。

その他にも、相手は違っても自分の気持ちを誰かに吐き出したくなるのではないでしょうか?

相談した相手が、今の自分の気持ちに寄り添ったアドバイスをしてくれればよいのですが、そうなるとも限りません。

誰かに話を聞いてほしい、アドバイスが欲しいという時には社会的支援を行なっているこのようなところがあります。

  • 働く人の「こころの耳電話相談」
  • 日本社団法人 日本産業カウンセラー協会
  • 無料電話相談 働く人の悩みホットライン
  • 働く人の悩みホットライン|一般社団法人 日本産業カウンセラー協会 (counselor.or.jp)

誰にも相談しないでいるよりもむしろ、誰かに現状に至るまでの出来事を話しているうちに自分の気持ちに気づくこともありかもしれません。

筆者も福祉業界で15年以上働いていますが、同じ福祉でも違う業界の友人に相談すると次のステップに進めたことがありました。

辞めるまでに自分でやるべき事が明確になり、不満の塊だった退職理由から前向きな退職に変わった経験があります。

自分の仕事に対するモチベーションや改善方法など、相談できる人が職場にいるか?

もしくは、職場以外での専門分野の可能性を模索するし新しい発見をするなど、自分自身でモチベーションアップを図ることも一つの手段かもしれません。

 

「辞めたい!」と自分の気持ちが整理できてきたら!

心の限界を迎える緊急性の場合は、ひとまずその場を離れるのも一つの手段です。

例えば、休職方法など上司と相談してみるのも手段です。

「休職したい!」

休職する際は、雇用契約書や、就業規則を確認しましょう。

事業所は、就業規則をいつでも職員が見られる状態にしておかなければいけませんので見当たらないときには、きちんと確認させてもらってください。

 

就労継続支援B型の職員が辞めたい時の伝え方!

それでも限界!!

たくさん考えて、自分の気持ちを整理してみたけど、どうしても辞めたい!

自分の気持ちも整理できたけど、やっぱり辞めたい気持ちが固まったら上司に退職の意思を伝えることになります。

では、上司への伝え方はどうするのか、解説していきます。

 

「辞めたい!」の伝え方はどのようにしたらいい?

就労継続支援B型の職員は、辞めたいと申し出ても、人員不足の為、上司がなかなか承諾してくれないというケースもあるでしょう。

次の予定が決まっている場合には、あいまいな回答はせずに「〇月一杯で退職したい」としっかりと伝えましょう。

そして、伝える際は批判的な発言はせず、自分の気持ちや事実を伝えるようにしましょう。

会社を退職する事は、労働者の権利ですが、社会人として最低限のルールを守ることが必要です。

福祉業界は横の関係性があり、次の職場を探したときに気まずい思いをすることになるかもしれません。

そうならない為にも、上司に退職の意思を伝えて、必要な書類を提出(退職届や、そのほかの事務的手続き)し、仕事の引継ぎなどのスケージュールを決めていきます。

また、退職するときのタイミングをいつにするか?いつ伝えるかは、就業規則に記載されていますので確認しましょう。

一般的には退職の一か月前までに申し出ることと記載されているところが、多いようです。

残っている有給休暇が多いと、退職を申し出てから辞めるまでに、引継ぎの時間がなかったり、退職日を遅らせたりする場合があります。

日ごろから計画的な有給の取得と、誰が見てもわかりやす書類作成など仕事のやり方も、工夫するのが良いでしょう。

 

辞めたいと怖いから言い出せない

就労継続支援B型職員を辞めたいと言い出せない。

まずは、伝える前の準備!事前に対応を準備しておけば怖くない!

労働通知書を確認しましょう。

労働通知書は、事業所の義務です。

労働通知書には、退職に関する記載もあります。まずは、その手順を把握しましょう。

あらかじめ契約期間の定めがない場合は、2週間前までに退職の意向を申し出れば退職する事ができます。

ただし、労働通知書に記載されている事項を確認し、労働契約書にサインしている場合には上司の指示を仰いだ方がいいでしょう。

 

「辞めたい!」と伝えても退職させてもらえない

きちんと退職の意向を伝えているのに辞めさせてもらえない。

自分が辞めたあとのスタッフの負担、これまで一緒に活動してきた利用者さんとの事が気になる場合は、あらかじめ上司からどこまで提案されたら、退職を取りやめるかなども事前に検討しておいた方がいいでしょう。

万全の準備を整えていけば、少しは気持ちが楽になり伝えやすくなるでしょう。

ただし、上司がパワハラ紛いの言動や、行動で退職を阻止しようとした場合は、労働基準監督省に相談してみるのも手段です。

福祉事業所ならではのいじわるも!
福祉業界では、各種資格を取得しようとするときに経験年数が必要な資格があります。

円満に退職できないと、退職後に実務経験証明書を出してもらえないこともあります。

筆者の友人も、かなり揉めて退職した法人からの実務経験証明書(5年分くらい)を何度言っても出してもらえず、結局は新しい職場で経験年数を積みケアマネージャーの受験資格を得た人もいます。

困った、、、「辞めたい!」って伝えたのに、、、

気持ちも固まっていて、なるべく早く辞めてしまいたい!そう伝えても辞めさせてもらいない時は退職代行サービスという手段もあります。

法律の専門家やその道のプロがあなたの労働者としての正当な法的権利をあなたに代わって行使するサービスが退職代行サービスです。

シンプルに例えると、退職代行サービスを利用する方法は、あなたに代わって退職の意向を企業側に伝えてストレスなく退職する方法です。

  • 自分の気持ちにどれくらい余裕がありますか?
  • 次の仕事をみつけているほどのパワーが残っているか?
  • それとも、もう限界!なるべく早く辞めたいと考えていますか?

でも!ちょっと待って!

退職代行サービスを利用するにあたっては、言いづらい事を伝えてもらえるメリットもありますが、デメリットもあります。

企業側と代行サービス会社との取引がうまくいかなかった場合、退職の意向だけは伝わりますが、その後のやりとりをしなければなりません。

労働契約に基づかない退職の場合は、何らかのペナルティがある可能性もあります。

退職代行業者に依頼する場合は、情報を集めて信頼できる業者に依頼しましょう。

 

【辞めたい】就労継続支援B型の職員の離職率を徹底解説!

厚生労労働省のデータをみると、直前の勤め先を辞めた理由はこうなっています。

1位28.3%労働条件(賃金以外)が良くなかったから
2位27.8%満足のいく仕事内容ではなかったから
3位25.4%賃金が低かったから

引用元:厚生労働省HP「性・年齢階級・現在の勤め先の就業形態、自己都合による離職の理由別転職者割合」

このデータは平成27年のデータです。

産業別になっているデータではないですが、賃金の低さよりも働きやすさが重視されているように考察できます。

残業多いし、仕事のやりがいも感じない、それに給料も安いしね。

ときっかけがあれば、どんどんとマイナスイメージが膨らみ始めるのではないでしょうか?

就労継続支援B型の職員に離職率の1位から3位につながってしまうような、こういうきっかけがあるのか見ていきましょう。

 

職員の離職につながる就労継続支援B型の特徴

就労継続A型の利用者に比べると、支援量が増え、また的確な指示の理解が難しい場合もあります。

60歳を過ぎても介護サービスへの移行ができずに、居場所としての役割を果たすケースもあります。

また、利用者が高齢化すれば障がい特性への対応だけではなく、認知症や高齢者特有の疾患に対する対応も必要になってきます。

感染予防(例えばコロナ感染予防)に対する理解が低い利用者に対する対応など、張り詰めた中での作業を行うこともあるでしょう。

就労継続支援B型の特徴として、就労サービスでありがなら工賃のアップが困難なサービスです。

なんだか、思っていたのと違う。心身ともに疲弊していく中で、就労継続支援B型の特有の賃金アップにつながらない(モチベーションが上がらない)。

さらにこんなに疲れるのに、職員自身の給料も低い。

ここまで見てきた就労継続支援B型の特徴を、先ほどご紹介した離職率の上位3位に当てはめるとこうなると言えるでしょう。

1位労働条件(賃金以外)が良くなかったから理解が低い利用者に対する対応など
2位満足のいく仕事内容ではなかったから工賃が上がらない
3位賃金が低かったから職員自身の賃金が低い

就労継続支援B型の職員が辞めたいと思う離職の背景には、全産業と共通する要素があると言え、疲れに拍車にかかり退職へと追い込まれていく現状があると思います。

 

【考察】就労継続支援B型の職員を辞めたい!

就労継続支援B型の職員が辞めたいと思う理由や背景から、考察をしてみます。

就労継続支援B型事業所の特徴

就労継続支援B型は、障がい者の就労支援サービスでありながらも、介護負担もある業種です。

就労継続支援B型職員のスキルは多岐に渡ります。

利用者の作業取得の営業や、障がい特性への対応、身体的な支援もあり、福祉の仕事の中でも、苦労の多い職場だといえると思います。

就労継続支援B型職員の離職率は?

就労継続支援B型の離職率は、職場や地域の状況、労働条件などによって異なります。

組織や地域の労働市場の特性によっても大きく変わるため、一概に言える数字はありません。

ただし、全産業の離職率の1位から3位の要素を、就労継続支援B型の職員も抱きやすいと言えます。

辞めたい理由をはっきり伝えましょう

やりがいをもってお仕事されたご自身の意思を、きちんと伝えることが大切です。

また、辞めたい理由に応じて、対話や解決策を模索することも重要と言えます。

対話や解決策にはあなたの労働者としての権利を正しく理解していることが不利にならず、退職や転職をするポイントになります。

厚生労働省の「今日から使える労働法」という労働者の権利を伝える動画あるので参考までにご紹介しておきます。

 

まとめ

縁あって、たくさんの福祉職の中から、就労継続支援B型の事業所を選ばれたことと思います。

自宅から近かったから、時間の都合が良かったから、興味が沸いたからなど理由は様々です。

辞めたいと思っても伝えるのが難しいなど、伝え方にも工夫が必要なことがあると徹底解説してきました。

就労継続支援B型の離職率は決して低いとは言えませんし、離職率の理由は全産業と共通する要素がありました。

実際、職員として働いてみると、就労継続支援B型って思っていたのと違う。

就労継続支援B型の職員を辞めたいと思ったら、今回、ご紹介したようなサイトも覗いてみてはいかがでしょうか?

最後までご覧いただきありがとうございました!