世間の関心

A型事業所あるある!助成金目当てでA型事業所の実態は怖い?

A型事業所あるある!助成金目当てでA型事業所の実態は怖い?

昨今、A型事業所の倒産が相次いでいることを耳にします。

その裏には「助成金目当て」のA型事業所が存在する事も事実です。

では、なぜ助成金目当てのA型事業所が存在するのでしょうか?

そういった事業所の「あるある」を探ると、「怖い」といった言葉にあたります。

「怖い」印象のA型事業所の実態や、いいA型事業所の実態を集めてみました。

A型事業所にこれから通う方や、一度挫折した方でも、「そうそう、こういう所あるよね」と思って読んでみてください。

また、あるあるを知ることで、A型事業所を「利用する」立場の方にも、いいA型事業所の選択に役立てると思います。

 

あるある①A型事業所はひどい?

A型事業所あるある!助成金目当てでA型事業所の実態は怖い?

A型事業所に通所していることが、周りから理解を得られないといった事はよくあるようです。

「仕事何してるの?」
「A型事業所で仕事をしてるよ」

と答えてもなかなかピンと来る方は少ないようです。

「作業所」という言い方が通じる。

といったあるあるがありました。

A型事業所の世間からの認知度が低い事がうかがえます。

しかし、実際通われているA型事業所では、

「実績を利用者任せにする」という風潮がある事業所も多く、支援員である職員の役割は「利用者が働いているかどうかの監視役」として位置づけられている実態のようです。

実際にそういった事業所では支援員が利用者にかける言葉も乱暴である事が多く「怖い」といった印象につながるようです。

そうであればひどい状況だと分かります(ただ、すべてのA型事業所がそうとは限りませんのでご安心を)。

もう一度A型事業所の事業内容を説明しておきますね。
就労継続支援A型の大きな特徴は、難病や障害がある方が「雇用契約」を結び、ある程度のサポートを受けながら職場で働く所です。
雇用契約があるものの、あくまで福祉サービスの一環であり、サポートを受けながら、就労できる事が、ポイントです。

 

あるある②A型事業所はやめとけ?

A型事業所あるある!助成金目当てでA型事業所の実態は怖い?
徹底調査したところ・・・A型事業所はブラック企業が多いですか?

といった質問が多くありました。

例えば、YAHOO知恵袋の回答では

  • 「醜い事業所は完全利用者を食い物にしているので体調が悪くても病院にさえ行かせない」
  • 「脅し文句で休ませない行動に出ます。」
  • 「普通に働けるのであれば一般就労の方がいいですよ」
  • 「最低賃金でこきあつかわれるだけです。」

といった回答のように「A型事業所はやめとけ」といった内容も目にしました。

A型事業所の増加の裏には、事業主がどこなのも影響しているでしょう。

  • 社会福祉法人であるのか
  • 企業型法人であるのか

事業主がこの2つのどちらなのかが影響しているようです。

 

あるある③A型事業所は休めない?

A型事業所あるある!助成金目当てでA型事業所の実態は怖い?

あるある②にも通じる事ですが、なかなか休ませてくれない事業所も多い。

その理由は、事業所収収益の仕組みにあるようです。

A型事業所は福祉サービスでもあるため、利用者が1日にどれくらい利用しているかで、事業所収入が変わるのです。

そのため、基本報酬を算定するために「利用者の平均勤務時間」が関わって来るため
利用者の労働時間を決められた時間利用させるようになる。

「仕事ができなくても居てくれるだけで加算が取れてしまう仕組み」

それが休めない原因となっているようです。

また、障害への理解も大きいと思います。

A型事業所を利用する人の障害種別の中で多くが、「精神障害」であり、気候・気圧などでも体調が左右される傾向にあります。

そういった理解がない支援員や事業主も多いのかもしれません

 

あるある④A型事業所のいじめ?

A型事業所あるある!助成金目当てでA型事業所の実態は怖い?

A型事業所内でいじめは存在するようです。

利用者同士のいじめについては利用者同士での力の差や、そこに関わる支援員の力量にもよります。

職場の雰囲気作りは、現場の支援員による所も多いようです。

また、支援員によるいじめの中で多い事は利用者によってお気に入りや、えこひいきといった事もあります。

支援員との相性も大切ですね。

また、解決方法として

  • 相談する
  • 事業所を変わる

といった意見が多くありました。

いじめのあるような事業所は変わる事が良いようです。

数あるA型事業所から合う事業所を選ぶことが大切です!

 

あるある⑤A型事業所の利用者のトラブル?

A型事業所あるある!助成金目当てでA型事業所の実態は怖い?

A型事業所を利用する障がい者は、身体障がい者・知的障がい者・精神障がい者・発達障害・難病などが対象になります。

(また、障害手帳を持っていなくても、利用できます。)

利用者のトラブルはよくあることのようです。

事業所によっては、知的障害の方が多い事業所など事業所によって特色があります。

中には利用者のトラブルを防止するため連絡先を交換することを禁止にしている事業所もあります。

仕事内容によっては、人との関りが少なくパソコン作業、場所も自宅でリモート可といったパターンもあります。

私の勤めている事業所では(B型ですが)

  • トラブルで多いのは「じっと見てくる」
  • 「怒っているような気がする」
  • 「挨拶が返ってこない」

など、「関わりたい」気持ちが過剰であったり、不安に思うことを言葉ではなく、態度で表してしまう・・・ことが多く感じます。

互いの関係を理解・調整するための職員でもあります。

職員・上司との信頼関係を築くことも、就業を継続するためのポイントでしょう。

 

あるある⑥A型事業所は何年働ける?

A型事業所あるある!助成金目当てでA型事業所の実態は怖い?

就労系の福祉サービスの就労移行支援事業は最長2年間の期限付きである。

ではA型事業所では何年働くことができるでしょうか?

利用について何年後かに出ないといけないといった。利用に期限はありません。

その理由は福祉的サポートを受けながら、就労を継続することが目的となっているからです。

年齢では65歳までとなっていますが、こちらも個別で変わる可能性はあります。

利用者が希望し、事業所側とも就業条件が合致すれば、長く就業することが出来そうです

 

あるある⑦A型事業所の職員の態度

A型事業所あるある!助成金目当てでA型事業所の実態は怖い?

事業所を変える、転職する際の原因に、職員とそりが合わなかったことを理由にする方も多くいます。

その中には、A型事業所の職員の態度がひどすぎるといった内容を多く目にします。

中には、支援員自身の経験不足や知識不足がそのようなA型職員の態度に影響しているようです。

また、A型職員(支援員)になるために、特別な資格が必要ではない事もあり、これまで全く違う職業についていた人が、支援員になるということも少なくありません。

指導員という名前から、どうしても指導する立場→上からの態度で接するといった流れがあります。

また、資格があるからと言って障害に理解があるとも限らないことが現実。

難しい言葉であれば「言葉がわかりません」などこれは当たり前かも・・・と思わず言うことも心掛けてくださいね

理解できていると思っていた伝わっていなかったという経験は私にもありました。

A型事業所で対応できる悩みと、また、それ以外(家族・金銭的・病気)悩みについて相談する場所が違うこともあります。

相談する際はこの悩みは市役所かな?

金銭の管理を相談したいなら各市町村の自立支援センターなど立ち止まってみましょう。

 

あるある⑧助成金目当てでA型事業所の実態は怖い?

A型事業所あるある!助成金目当てでA型事業所の実態は怖い?

A型事業所が急増し、2年がたったころに閉所・倒産するといった事が相次いでいます。

その背景には特定求職者雇用開発助成金といった助成金が暗い影を落としているようです。

特定求職者雇用開発助成金とは?

高齢者や母子家庭の母、身体・知的・精神障害者を雇用すると一人当たり数十万から多い方で数百万を最長2年間にわたり分割で支給される制度です。

この制度を使い、最長2年助成を受け、事業運営に充てるといったところも少なくありません。

多くの株式会社や一般企業と呼ばれる会社も参入して来ました。

参入して来たこと悪い事ではありませんが、そこに、対人援助への専門性が欠ける事業所も増え、実態は怖い?と感じる要因でしょう。

そして助成金目当てでA型事業所の実態は、怖く感じてしまいます。

厚生労働省 就労継続支援A型事業所の設置主体別の状況はこちら

これまで障がい者雇用・就労といえば、軽作業・低賃金であり、福祉的要素が強かったイメージでした。

しかし、他業種の参入で軽作業だけでなく、パソコンを使った仕事や、アートなどクリエイティブな分野でも活躍できる場は広がり、「選択肢」は大きく広がりました。

その点では画期的なことだといえます。

 

まとめ

A型事業所あるある!助成金目当てでA型事業所の実態は怖い?

A型事業所のあるあるを8つのテーマに分けて掲載していきました。

A型事業所のあるあるを通して、A型事業所の実態を知ると、ネガティブな言葉が並ぶので怖いと感じますが、理由が分かっていただけると対策もできるかと思います。

また、A型事業所の実態について助成金目当てという事業所があることも現実ですが、すべてがそうとは限りません。

助成金目当て?!怖い?!と感じますが、その分、社会の注目も障がい者雇用に向いていると受け取るとネガティブな側面だけではないかなと思います。

大企業においても障がい者雇用に力を入れている企業や、A型事業所においても、パソコンを使い、自宅からできる仕事、アートを使った仕事なども増えてきました。

福祉領域と違う企業の参入で「選択肢」が増えたことは追い風ではないでしょうか?

困ったときに相談できる「相談機関」「病院」を装備して、色々な仕事に挑戦してほしいと思います。

少し疲れたら、「就労継続支援B型」といった選択もあるでしょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。